2002年(平成14年)生まれ

出来事

アザラシが多摩川に出現

タマちゃん

東京都と神奈川県といった首都圏を沿うように流れる多摩川に、突如アゴヒゲアザラシが出現した。
多摩川に出現し、一定の期間多摩川に連続して見られたため、「たまちゃん」と呼ばれるようになった。
生息地域や水質から考えて、本来、アザラシなどの動物が出現することは少ないため、心配する声も含めて大きな話題となった。

画像は、「単行本 タマちゃん」の販売ページにアクセスできます。

ソフトモヒカンが流行

ソフトモヒカン

正面から見て頭部の中心となるラインの髪が、他の部位に比べて長い髪型。
必ずしもサイドを剃ったり、段差をつけて短く刈り込む必要はない。
2002年に日韓共催で行われたFIFAワールドカップでイングランド代表デビッド・ベッカムが当時この髪型をしており、日本国内におけるサッカーフィーバーやベッカムフィーバーとあいまって、この髪型が爆発的な人気となった。
当初はそのまま「ベッカムヘア」とも呼ばれた。
日本人の頭の形をより立体的に見せるので、日本人男性の髪型スポーツ刈りの一種として定着している。「ソフモヒ」と略されることが多い。

流行語

W杯(中津江村の村長:坂本 休)

2002年ワールドカップ

2002 FIFAワールドカップが5月31日から6月30日にかけて、開催された。
今回の大会では、初めて2国による共同開催となり、日本と韓国が開催地となった。
この時、カメルーン代表が「一番小さな自治体のキャンプ地」として、中津江村に滞在することが話題となり、村長であった「坂本 休」が流行語大賞を受賞した。

画像は「FIFA 2002 ワールドカップ オフィシャルDVD総集編」の販売ページにアクセスできます。

Godzilla(松井秀喜)

Godzilla 松井秀喜

2002年シーズンまで読売巨人軍で4番打者をつとめた松井秀喜選手の愛称「ゴジラ」を英語表記にしたもの。
米国人にも広く知られるので、日本と共通の「Godzilla」のニックネームで呼ばれ、新語・流行語大賞の特別賞になった。

画像は、「松井秀喜メジャー物語―ゴジラ・松井は世界の頂点を目指す! (学研のノンフィクション)」の販売ページにアクセスできます。

おもちゃ

バウリンガル

バウリンガル

株式会社タカラトミー、株式会社インデックス、日本音響研究所長鈴木松美氏が共同開発した、犬とのコミュニケーションツール。
本体と、犬の首輪に装着するワイヤレスマイクから構成される。
マイクで捕らえた犬の鳴き声を本体に転送しリアルタイムで分析、日本語に翻訳された感情表現を本体の液晶画面に表示する。
出力されるのは「フラストレーション」「威嚇」「自己表現」「楽しい」「悲しい」「欲求」の6種類の感情。
当初は20万個の販売を目標としていたが、最終的には国内外で約30万個を売り上げ、2002年度のイグノーベル賞平和賞を受賞した。

画像は「バウリンガルボイス グリーン」の販売ページにアクセスできます。

Xbox(エックスボックス)

Xbox

Windowsで一大企業となったマイクロソフトの家庭用ゲーム機第1号。
「Xbox」と小文字で表記されることが多いが、ロゴ等は「XBOX」とすべて大文字で表記されている。
販売台数は日本約50万台、北米約1600万台、欧州など約750万台の計2400万台。
特に海外はプレイステーション2には及ばなかったが、ゲームキューブを大きく上回り、トータルでもXboxが3ハード中2位となった。
LAN端子を標準搭載し、Xbox Liveなどネットサービスも楽しめた。
モデムを内蔵したゲーム機としては過去にピピンアットマークやドリームキャストが存在しており、ドリームキャストやプレイステーション2もオプションでブロードバンド環境を構築することが出来たが、ブロードバンド機能を標準搭載したゲーム機はXboxが初めてである。

映像作品

トリビアの泉

トリビアの泉

フジテレビ系列で2002年から2012年の10年間にかけて放送されていた、世の中における雑学を紹介するバラエティ番組。
「生きていく上で何の役にも立たない無駄な知識、しかし、つい人に教えたくなってしまうようなトリビア(雑学・知識)」を視聴者からの一般公募により、トリビアプレゼンター(司会)を務める高橋克実と八嶋智人がVTRにて紹介し、品評会会長のタモリを筆頭にゲスト品評会員らが品評していく。
出演者がトリビアに共感すると「へぇ~」ボタンを押す演出があり、当時の小中学生の間で人気の番組となった。

画像は、「トリビアの泉~へぇの本~(1)」の販売ページにアクセスできます。

ロード・オブ・ザ・リング

ロード・オブ・ザ・リング

アメリカ・ニュージーランド合作で、J・R・R・トールキン作の『指輪物語』を原作とする実写による作品。
『ロード・オブ・ザ・リングシリーズ』三部作の第1作目。
日本では2002年3月2日に公開された。
絶大な力を秘めた「一つの指輪」をめぐり、選ばれし旅の仲間9人と、冥王復活を目論む闇の軍勢との戦いと冒険を描く。
アカデミー賞では13部門にノミネートされ、そのうち撮影賞、作曲賞、メイクアップ賞、視覚効果賞の4部門で受賞した。
2007年には、アメリカ映画ベスト100(10周年エディション)で50位、これは21世紀に製作・上映された映画で唯一のランクインとなる。

画像は「ロード・オブ・ザ・リング [Blu-ray] 」の販売ページにアクセスできます。

書籍

老いてこそ人生

老いてこそ人生

石原慎太郎が2002年7月10日に出版したエッセイ。
健全な精神が老いていく肉体を守ってくれる…。
常に正面きって向かい合う生き方を貫いてきた著者の、生老病死に対する冷静で懸命な姿勢。
老いを迎え討つ精神を謳った勇気を与えてくれる一冊。

アイシールド21

アイシールド21

原作:稲垣理一郎、作画:村田雄介による日本の少年漫画作品。
2002年7月23日発売の『週刊少年ジャンプ』34号から週刊連載となり、2009年29号の最終話(333話)まで掲載された。
そして、テレビアニメが、2005年4月から2008年3月までテレビ東京系列で長期放映された。
私立泥門(でいもん)高等学校に通う気弱な高校生、小早川瀬那のがアメリカンフットボールの試合で「アイシールド21」として活躍する物語。

画像は「アイシールド21 1 (ジャンプコミックスDIGITAL) Kindle版 」の販売ページにアクセスできます。

ヒット曲

ワダツミの木

ワダツミの木

鹿児島県奄美大島出身の歌手、元ちとせのデビューシングル。
ノンタイアップであったが、オリコンシングルチャートでは初登場19位を記録。
4週目に週間TOP10入りしてからもロングヒットを続け、発売から約2ヵ月後の4月22日付で同チャート1位を獲得した。
同年の新人アーティストとしては驚異的な売上となり、2002年デビューの歌手としては最大のヒットとなった。
オリコンの年間シングルチャート、プラネットチャートでは3位であったが、サウンドスキャン、COUNT DOWN TVの年間チャートでは1位を記録した。

Life goes on

Life goes on

Dragon Ashの楽曲で、10枚目のシングル。
2002年1月23日にビクターエンタテインメントから発売。
J-PHONE(後のボーダフォン、現:ソフトバンクモバイル)「写メール」CMソング。
シングルとしては、1999年の「Grateful Days」以来通算2作目となるオリコンチャート1位を獲得。
同社集計の累計売上は80万枚を記録し、「Grateful Days」に次ぐヒットとなっている。
初回仕様盤はホログラムジャケット仕様で、ジャケットと同じ絵の描かれたステッカーが同梱されている。

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