24歳~25歳 1999年(平成11年)生まれ
ここでは1999年の出来事を表示しています。
出来事
NTTの持ち株会社化によるカンパニー制度の導入
NTTという会社名を知っている人は多いと思うが、昔は公的な省庁の一部所に過ぎなかったことを知っているだろうか。今では、NTTグループと言えば多くの子会社を持っている民間業者で、日本の大企業を代表する会社である。
1999年7月、大企業であったNTTだが、NTTを純粋持株会社として事業部ごとに分社化(カンパニー制)することになった。NTTを親会社として、3つの大規模な子会社に分かれることになった。
「NTT東日本(東日本電信電話株式会社)」・「NTT西日本(西日本電信電話株式会社)・「NTTコミュニケーションズ」という社名がそれぞれ振り分けられた。
もともと固定電話については、NTTグループが圧倒的なインフラを構築しており安泰かと思われたが、携帯通信端末の発達により若年層の世帯では、固定電話を必ず設置するとも限らず、法人ではまだしばらく市場が縮小することはないが、IP電話などのサービスも登場しており、先行きはわからない。しかし、NTTには携帯通信端末を扱う、NTTドコモという会社もあり、NTT全体として安定した経営基盤は続くであろう。
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流行語
西暦2000年問題
ソフトウェアなどで数値を表すとき、2進数を用いておりその桁数によって、ソフトウェアで扱える最大の数値や文字数が決定するが、日本において年数を表すときに10進数の下位2桁のみを使用しているソフトウェアは、2000年になると99年から00年になってしまうため、問題があった(推測であるがGMTと4桁の2進数で年数を表す仕様だと問題になる)。
多くの桁数を年数を扱うのに用いればよいのだが、20世紀においてコンピューターはまだそれほど発達しておらず、具体的に言えばWindowsXPも発売されていない時代である。そういう黎明期にあったため、研究もまだ発達途上であり、ハードウェア資源が少なかった頃は、以下に効率的にハードウェア資源を持ち回すかが重要視されていた。
現代ではハードウェア資源が潤沢なコンピューター端末が多く、向こう数十世紀において同じ問題は起きないだろう。
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おもちゃ
ファービーが日本で発売
1999年、「クックドゥードゥルドゥー」と鳴く妙な鳥?の人形(おもちゃ)が発売された。広告もテレビCMなどで大々的に宣伝されて、多くの人がその魅力に夢中になり大ブームになった。個人向けとして発売された擬似的なペットの部類では、初めて大ヒットになった。
このおもちゃは、まずアメリカでTiger Electronics社より発売され、翌年の1999年に日本でトミー社(現:タカラトミー社)からの発売に至った。カラーバリエーションもカラフルに飛んだものが何種類もあったが、飛ぶように売れていた。擬似的なペットなので、簡易なものではあるがセンサーなども搭載され、周囲の変化や触れられたことをトリガーにして、様々な反応を見せた(おなかの部分にボタン有り)。
なおブームはすぐ去ったが、数年後、映画館でお見えになるとは誰も知るよしはなかっただろう。
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映像作品
マトリックス
「マトリックス」は1999年の終わりに差し掛かる9月に、公開されたSF映画である。簡潔に言えば主人公が世界を救うという王道な話ですが、東アジアの文化を取り入れたその世界観については今までにないものだった。
また、当時ではまだ部分的にしか知れ渡ってなかった、ワイヤーアクションやバレットタイムが採用された他、中国(香港)のカンフーや日本の武術なども、演出に採用されていた。
この作品が制作されたスタジオはアメリカであったため、4つのアカデミー賞を取得しているが、日本などアメリカ以外でも数々の賞を受賞しており、現在でも「最高のSF作品」との太鼓判が押されている。大好評であったことから、マトリックスの名を冠するいくつかのシリーズ作品も発売された。
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書籍
五体不満足(ごたいふまんぞく)
現代において、ヒトの障害を区分けすると「身体・精神・知的」の3つがあるが、このうちの「身体」を持っていた乙武 洋匡(おとたけ ひろただ)が「五体不満足」という書籍を執筆して発売された。「障害は不便です。だけど不幸ではありません」というフレーズで、社会現象に至ったかどうかわかりませんが、間違いなく大ヒットと言える売り上げとなった。
執筆時の作者は、大学在籍中の学生で勉学の励む傍らこの本を執筆したのです。障害を持ちながらでも、社会活動ができることを自ら証明したことを表す書籍となったのだと思われる。
しかしながら、数十年後、彼は複数の女性と不倫するなど報道があった。それは、彼の人間性であるが、逆に考えれば、障害を持ちながらでもそのような社会生活までたどり着くことが出来るという証明を残したと言える。
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ヒット曲
だんご3兄弟
こんにちわ!僕は、じぇね太郎!みんなと一緒に地域や時間を旅して、調べていくよ!
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