33歳~34歳 1990年(平成2年)生まれ
ここでは1990年の流行や出来事を表示しています。
出来事
東西ドイツ統一
「東西ドイツ統一」とは、「(ナチス)ドイツ」が発端となった戦争の敗戦により東側と西側に分断された領土で、「東ドイツ(ドイツ民主共和国)」が「西ドイツ(ドイツ連邦共和国)」に編入する形で、1990年10月3日をもってドイツが統一された出来事である。
呼称としては、ほかにも「ドイツ再統一」などさまざまな呼ばれ方をするが、今回はタイトルにあるように「東西ドイツ統一」を用いる。
第2次世界対戦の敗戦により、首都ベルリンを含む東側を「ソビエト連邦(現:ロシア)」が治め、西側を「アメリカ・イギリス・フランス」が分割して治めていた。
当時は、イデオロギーの違いから東側と西側の交渉が冷え切り「冷戦」と呼ばれる状況下であった。
「冷戦」の地理的に最前線となる土地は、「鉄のカーテン」と呼ばれており、「東ドイツ」と「西ドイツ」はお互い「鉄のカーテン」に面していた。
1961年8月13日に建設された「ベルリンの壁」が崩壊すると、「東西ドイツ統一」に向けた動きが加速する。
「ベルリンの壁崩壊」後、「東ドイツ」から「西ドイツ」への人口の流出が大きな問題となった。
正式な手続きのもとでの移住者だけで、34万3854人と記録されている。結果として、「ベルリンの壁崩壊」から「東西ドイツ統一」までは、一年を要さず果たされることになった。
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流行語
バブル経済
「バブル経済」とは、土地(不動産)や株式の価格が実体経済(経済成長率)から大きく乖離して、適正価格からは大きく上昇していく経済状態のことである。
このとき、不動産や株式などの資産価値が泡(英語:Bubble)のように膨らんでいくことから、「バブル経済」と呼ばれている。
日本においては、1985年9月に過度なドル高に対応するために開かれた「プラザ合意」がきっかけになったと言われている。
期間については多くの情報媒体には1980年代後半から1990年代前半と書かれているが、具体的には「1986年12月~1991年2月」の51ヶ月間である。
また、「バブル経済」ではなく一過性の「バブル景気」と呼ぶほうが妥当のようだ。
引き続き日本を参考にした話しであるが、一般的に「バブル景気」のあとは一転して日本の土地(不動産)や株式の価格が価値は下がり続けて、「平成不況」と呼ばれる時代に入っている。
一見して経済成長しているようにも見えるが「バブル経済(バブル景気)」の終わりには、経済状況が反転して低迷することが一般的であり、このような現象を「バブル崩壊」や「バブルが弾ける」と表現することが多い。
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おもちゃ
スーパーマリオワールド
「スーパーマリオワールド」とは、マリオシリーズでおなじみの任天堂から発売された"横スクロールアクション"のビデオゲームである。
本作は"スーパーファミコン"向けのソフトとして発売されているが、本体となる"スーパーファミコン"と発売日が同日であることから"スーパーファミコン"の普及に大きく貢献したゲームソフトであると言えるだろう。
実際に、"スーパーファミコン"というプラットフォーム上での本作の売上本数は累計で約2061万本であり、この数字は"スーパーファミコン"向けに発売されたゲームタイトルで歴代2位の記録となる。
ゲームの舞台は「恐竜ランド」と呼ばれる島で、おなじみのヨッシーが登場したのも本作が最初となる。普段目にするヨッシーといえば緑色をしているが、初出であるこの「マリオブラザーズ」から、ヨッシーは個体によって様々な色をしているという設定は、この時点からあったようだ。
ゲームシステム自体としては、これまでの「マリオブラザーズ」シリーズから大きな変化はなく、空を飛ぶ時にタヌキの姿になっていたのがマントを羽織る姿に変わっているなど、ゲーム性よりカラーのグラデーションの変化などの見た目の向上の方が進化した作品だと言える。
当時は、"ファミリーコンピュータ(FC)"で発売されていた「マリオブラザーズ」シリーズの最新作という位置づけであった。
その証として、副題として「スーパーマリオブラザーズ4」という意味を示しているのであろう "SUPER MARIO BROS. 4"
という文字が、ゲームソフトのパッケージにも大きくではないがしっかりとと印字されているのが確認できる。
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映像作品
Back to the Future PART3 (映画)
「Back to the Future PART3(バック・トゥ・ザ・フューチャー
パート3)」とは、アメリカの「ユニバーサル・ピクチャーズ」から発表された映画(洋画)である。
この年に公開されたのは、タイトルから分かるように "PART3" であるが、「Back to the
Future」シリーズ自体が三部作であるため、本タイトルでシリーズを締めくくる構成となっている。
ストーリーについては、オムニバス形式ではなく "PART2"
から続いているが、最初に本作から見始めても、ストーリーがわからないようなことがないように工夫して構成されているようだ。
ジャンルとしては、SF(サイエンス・フィクション)にカテゴライズされているが、宇宙などは登場しない。
時代を飛び越える演出があり、「デロリアン」と呼ばれる車を模したタイムマシンで近未来に行ったり過去に行ったりして、時代を修正する旅をする映画である。
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書籍
SLAM DUNK(スラムダンク)
ヒット曲
おどるポンポコリン / B.B.クィーンズ
「おどるポンポコリン」とは、「B.B.クィーンズ(ビービークィーンズ)」のデビューシングルである。
「ちびまる子ちゃん」のエンディング曲に抜擢されたことで、デビューシングルながらも知名度は遥かに高く、当時の人にとっては一度は聞いたことがあるであろう楽曲である。
エンディング曲に「おどるポンポコリン」を採用して放送が始まった「ちびまる子ちゃん」というアニメだが、2022年10月の時点でも「ちびまる子ちゃん」は放送が続いており、「ちびまる子ちゃん」を経由して「おどるポンポコリン」を初めて聴いた人もいるだろう。
1990年のシングルCDの売上で100万枚を突破したのは「おどるポンポコリン」だけで、累計売上では164.4万枚である。
この数字は、1990年に発売されたシングルCDにおいて2位である「浪漫飛行 /
米米CLUB」の2倍以上の売上であり、アニメで使われていたことから子供からのリクエストも多かったものと考えられる。
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