1979年(昭和54年)生まれ

出来事

三菱銀行猟銃人質事件

危機管理―ドキュメント 三菱銀行と猟銃人質事件の真実  Kindle版

1979年1月26日午後2時半頃、三菱銀行北畠支店(大阪市住吉区)に猟銃を持った男が押し入り、抵抗する男性行員を射殺し5000万円を要求する強盗殺人事件が発生した。

その後、緊急通報で駆けつけた警察官2人と支店長を射殺、大阪府警は全署に緊急配備指令発令、100台以上のパトカー、600人を超える警察官及び機動隊が銀行を包囲する中、犯人(梅川昭美 30歳)は、37人の人質を盾に篭城、散弾銃を武器に暴虐の限りを尽くしていた。

28日事件発生から42時間後、大阪府警は機動隊員を突入させ機動隊の特殊部隊が梅川昭美を狙撃、事件は終結した。

梅川昭美は大阪警察病院に搬送、同日午後5時43分に死亡が確認された。

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東名高速日本坂トンネル事故

道路トンネルの監視制御システム 単行本(ソフトカバー)

1979年「日本坂トンネル」内で乗用車2台と油脂を積んだトラック4台が絡む追突事故が起きた。

トンネル内で火災が起き、多数の消防車が放水をしたが、3日間、トンネル内の車両が爆発炎上を繰り返し、やっと鎮火した。

トンネル内のコンクリートは崩れ鉄骨が湾曲し、火災事故の恐ろしさを表していた。完全復旧まで60日間もの日時を費やした。

この事故での犠牲者は、死者7人、負傷者3人、焼失車両173台という日本の道路トンネルにおける火災として史上最大規模の事故となった。

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流行語

天中殺

天中殺入門―算命占星学2 (プレイブックス) 新書

占い師、和泉宗章の著書『算命占星学入門』及び『天中殺入門』が300万部以上を売り上げ、ベストセラーになった事により、日本テレビ『11PM』にも出演した。

同番組で、読売ジャイアンツの長嶋茂雄監督は日本一になれないと発言。

結果が当たり大反響を巻き起こした。

更にこの出来事を週刊誌各社が取り上げ、「天中殺」は流行語となった。

その後、「長嶋監督が1980年2月までに辞任する」とした占いは外れ、和泉宗章は「天中殺はない。騙して申し訳ない」と謝罪をし、天中殺ブームは消滅していった。

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ウサギ小屋

日本の一戸建て

EC事務局の報告書「対日経済戦略報告書」に書かれた「日本は、ウサギ小屋としか思えないところに住む仕事中毒者の国だ」が語で、日本の家屋の狭小なさまを形容した語。

映像作品

機動戦士ガンダム(TVアニメ)

機動戦士ガンダムTVシリーズ第一弾

『機動戦士ガンダム』は、俗に「ファースト」「初代」などと呼ばれ、1979年から1980年に放送された最初のロボットアニメ(オリジナルテレビアニメ)で、原作:矢立肇・富野喜幸、監督は富野由悠季である。

最高視聴率 9.9%(再放送:最高視聴率29.1%)視聴率も振るわず、それが関連商品の不振につながり、全52話の予定が全43話に短縮される形の打ち切りとなった。

ところが打ち切りが決まった直後から人気が上昇。

本放送終了後もアニメファンによる再放送要請嘆願署名が行われるなど熱意が衰えず、再放送、再々放送が重ねられ、世間一般へ本作が浸透していった。

再放送では平均視聴率も10%を超え、1981年における関東地区で17.9%、1982年における名古屋地区で25.7%、最高視聴率29.1%を記録した。

画像は「機動戦士ガンダム シーズン1」のプライムビデオにアクセスできます。

3年B組金八先生(TV学園ドラマ)

武田鉄矢主演「3年B組金八先生」第1シリーズは昭和54年10月26日~昭和55年3月28日の間にTBSで放送された。

最高視聴率 39.9%、平均視聴率 24.4%であった。尚、シリーズ化された本作は、第1シリーズ〜第8シリーズが1979年~2008年まで、総計161話 放送された。

桜中学の国語教師・坂本金八が非行・不登校・いじめ・親子の絶縁など、学校が抱える様々な問題を真正面から向き合い、生徒と一緒に奮闘する姿を描いた。

中でも、生徒役は「一五歳の母」の回を演じた杉田かおる、ツッパリ役の三原順子、たのきんトリオ(田原俊彦、野村義男、近藤真彦)らが出演し、話題を集めた。

画像は「3年B組金八先生 第1シリーズ 初回限定BOXセット」のDVD販売ページにアクセスできます。

ヒット曲

関白宣言/さだまさし

さだまさし「関白宣言/なつかしい海」

関白宣言は、シンガーソングライターのさだまさしの1979年7月10日に発表したシングルである。

シングル盤ではさだの最大のヒット作であり、約160万枚というミリオンセラーを記録する大ヒットとなった。

しかし、さだ自身「『一番売れた曲』イコール『一番良い曲』ではない」と言っている。

結婚を前にした男が結婚相手の女性向けて「亭主関白」になるを宣言するのだが、後半は自分のもろさ、弱さ、相手への依存心、不器用な愛情を吐露していくコミカルな内容の歌詞であったため、発表されるや否や女性団体などから「女性差別」、「男尊女卑」と反発を受けるなどの騒動となった。

しかし、1979年12月にはこの楽曲を元にした同タイトルの映画作品も製作され、実の弟が主演を務めた。

現在でも、コンサートでは、本作のエンディング部分を聴衆とともに歌うことが恒例となっている。

画像は「さだまさしベスト」のアマゾンミュージックにアクセスできます。

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