51歳~52歳 1972年(昭和47年)生まれ
ここでは1972年の出来事を表示しています。
出来事
あさま山荘事件
旧日本軍兵士帰還
札幌五輪開催(1972年2月)
流行語
お客様は神様です
大阪万博のテーマソング『世界の国からこんにちは』などで知られる歌手・三波春夫の代名詞「お客様は神様です」だ。
「お客様は神様」は、1961年に演歌歌手である三波春夫が漫談家の宮尾たか志との会話の中で生まれた言葉とされている。
それは「お客様を歌によって、芸によって歓ばせたい、そのためには余計な考えを捨てて、真っ白な心にしなければならない。
それは、まるで神様に祈るときと同じような姿勢である。」という想いがこめられたものだった。
この言葉をお笑い芸人レッツゴー三匹がこれをまねたことで、日本中で流行った。
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ナウ(い)
「今風でいい感じ」などの意味で用いられた。
「現代的」「流行に乗っている」などを意味する俗語である。
この俗語は英語の「NOW」を形容詞化したものである。
この言葉が生まれたのは、ベトナム戦争の最中だと言われている。
反戦運動で掲げられていた「フリーダム・ナウ」というスローガンのフリーダムを取って使われるようになったのではないかという説が濃厚だ。
1972年前後、学生運動が盛んだった日本でも、このスローガンが広く社会に浸透したと言われている。
この「ナウ」という言葉を引っ張って、はじめは「ナウなコーディネート」「ナウな若者」などと使われ、1970年代後半、最終的にはナウな若者たちが形容詞化して「ナウい」という言葉が生まれ、かなり長く使われたが、現在では完全な死語となっている。
映像作品
太陽にほえろ!(TV刑事ドラマ)
国民的人気番組といわれた刑事ドラマの代表的作品である。主人公の“ボス”こと藤堂係長(石原裕次郎)を中心に、ニックネームで呼び合う東京都新宿区の警視庁七曲警察署捜査第一係の個性豊かな刑事たちの活躍を描く。
1972年のスタートから15年近くに亘って放送が続けられた長寿番組であり、現在では日本の刑事ドラマの代表格とも称される作品である。
若手刑事の走る描写が印象深く、アクションだけではなく、都会に暮らす人間の孤独や葛藤といった人間ドラマである。
またミステリー的趣向の捜査劇など、バラエティに飛んだ内容が忘れがたい。
本作の刑事たちがあだ名で呼び合うスタイルは、パロディやギャグも含めて他の作品に大きな影響を与えた。
当初の構想ではマカロニ刑事こと早見淳(萩原健一)を主人公とし、彼の成長物語として展開していく予定であったが、犯人に刺されて殉職するという形で姿を消す。
その後、松田優作が萩原の後任として抜擢されるが、この松田優作も「殉職」することで番組を降板、それ以降も人気若手俳優が殉職して降板するというパターンが定着した。
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ゴッドファーザー(映画)
映画『ゴッドファーザー』の概要:マリオ・プーゾの同名小説をフランシス・フォード・コッポラ監督が映画化した不朽の名作。
1972年公開。公開から40年以上を経た現在でも多くの映画ファンに支持され、映画関係者からの評価も高い。
マフィアの世界を克明に描きベストセラーとなったマリオ・プーゾの同名小説をフランシス・コッポラが映画化した。
公開されると当時の興行記録を塗り替える大ヒットになり、同年度のアカデミー賞において作品賞・主演男優賞・脚色賞を受賞した。
シシリーからアメリカに移住し、一代で財を成したドン・コルレオーネ。
三男のマイケルはひとり堅気な人生を送ろうとしていたが、敵対するファミリーにドンが襲われ重傷を負った時、彼は報復を決意する。
そしてニューヨークは抗争の場と化していった……。
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ヒット曲
結婚しようよ/吉田拓郎
「結婚しようよ」は、日本の歌手、吉田拓郎が1972年に発表したシングルである。
それまでいわゆるアンダー・グラウンドの音楽と考えられていたフォークをメジャー・シーンに押し上げた楽曲で、あさま山荘事件の頃から全国的にヒットしはじめ、3月にオリコンチャート3位を記録し、40万枚以上を売る大ヒットとなった。
「結婚しようよ」は1970年代の時代を反映した歌でもあった。
1960年代からの付き合ったら結婚するというのが当然だった時代、男が女と同じくらいの長髪にしたら結婚するという行為は、一つの時代のメッセージ性を漂わせていた。
長髪によって体制に組み込まれることを拒否するのではなく、体制とは別のところで、新しい社会を作ろうというアピールは新鮮であり、ひたすら私生活主義的であった。
それらに、多くの若者が共鳴したからこそヒットしたと言われている。
※因みに、「結婚しようよ」の後に発売された「旅の宿」は拓郎のシングルとしては唯一オリコンチャート1位を記録した楽曲である。
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喝采/ちあきなおみ
「喝采」(かっさい)は、ちあきなおみの楽曲で、13枚目のシングルである。
1972年9月10日に発売された。発売元は日本コロムビア。
亡くなってしまった恋人を思いつつステージで歌っているという設定の曲である。
当初、歌詞の内容から、ちあきなおみの実体験をもとにしてこの楽曲を作ったのではないかとの印象を持たれたが、実はそうではなく、作詞をした吉田旺は彼女の歌唱力の高さを引き出せるような楽曲を作ることに専念しただけであった。
発売から翌年にかけてオリコン集計で通算80万枚を売り上げた。
日本コロムビア調べでは累計130万枚。
ちあきは本楽曲で『第14回日本レコード大賞』(1972年)の大賞を受賞した。
発売されてから3ヶ月でのレコード大賞受賞は史上最短記録である。
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