53歳~54歳 1970年(昭和45年)生まれ
ここでは1970年の流行や出来事を表示しています。
出来事
大阪万博EXPO'70
日航機よど号ハイジャック事件
1970年(昭和45年)3月31日、羽田を飛び立った東京発福岡行きの日本航空のボーイング727型旅客機「よど号」が乗っ取られた。
犯人は模造拳銃や日本刀などで武装した共産主義者同盟赤軍派9人だった。
よど号は福岡に着陸して婦人や子供ら23人を降ろした後、100人余を乗せて飛び立ち、北朝鮮へ行くと見せかけて韓国の金浦空港に着陸した。
犯人グループとの交渉の間、乗客は3日間、機内に閉じ込められたが、山村運輸政務次官が身代わりの人質になり、80時間ぶりに解放された。
その後、よど号は犯人グループを乗せて北朝鮮に着陸し、山村次官と3人の乗員は無事日本に帰った。
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流行語
ウーマンリブ
ウイメンズ・リベレーションwomen's liberationの略。
女性差別の撤回や地位向上を求める女性自身の手による女性開放運動。
社会の風潮や男性からの解放を訴え、性の解放を主張したのが、ウーマンリブの特徴である。
1960年代後半以降、アメリカを中心とする先進資本主義諸国に広がった女性解放運動の一潮流であり、急速に世界各地に波及した。
日本でも、この年の11月14日に『第一回ウーマンリブ大会』が東京都渋谷区で開催され、女子差別撤廃を訴え、後の男女雇用機会均等法の制定に大きな影響を与えた。
画像は「女(リブ)たちの共同体(コレクティブ)―七〇年代ウーマンリブを再読する」の書籍販売ページにアクセスできます。
三無主義
三無主義とは「無気力・無関心・無責任」のことで、1970年代の若者を表わす言葉として流行し、1950年代前半に生まれた世代は「しらけ世代」と言われた。
1960年代に活性化した日本の学生運動が鎮火した後の一つの時代の終わった無力感と学生運動への失望を背景に、「シラケ」という言葉が若者の間で流行し、「無気力・無関心・無責任」の三無主義を中心とする冷めた風潮が日本中の若者の間に漂っていた。
何をしても言っても「しらける」「しらけた」を連発し、政治的な議論には無関心で、個人主義に徹する傾向が強くなった。
画像は「ボクの飼い主をめざして ―シラケ世代のレクイエム― 」の書籍販売ページにアクセスできます。
おもちゃ
トミカ
映像作品
あしたのジョー(TVアニメ)
おくさまは18歳(TVドラマ)
原作は「週刊マーガレット」に連載された漫画で、ラブコメディの典型的なスタイルを生み出した作品とされる。
テレビドラマは1970年9月からTBSでスタートした。主演の岡崎友紀と共演の石立鉄男の爽やかな演技が人気を呼び、放送が始まると同時に人気を獲得し、最高視聴率33.1%を記録し、全体の平均視聴率は25%だった。
2クール26話の最初の放送予定が1年間53話に延長された。
18歳の高校生飛鳥は病床にある祖母の「花嫁姿が見たい」と頼まれ、父が決めた婚約者高木哲也と田舎で結婚したが、新婚旅行から戻った飛鳥は哲也の勤める北辰学園に転校することとなり・・・という設定で繰り広げられるコメディドラマだが、本作は恋愛が成就するまでを描く「青春ドラマ」とも、結婚生活から始まる「ホームドラマ」とも違う新しいジャンルのドラマであった。
画像は「おくさまは18歳」のプライムビデオにアクセスできます。
時間ですよ(TVドラマ)
ヒット曲
圭子の夢は夜ひらく
ドリフのズンドコ節
ザ・ドリフターズの楽曲で、3枚目のシングル。1969年11月1日にリリースされた。
「海軍小唄」(かいぐんこうた)と呼ばれていた「ズンドコ節」を、ザ・ドリフターズがカバーしたもので、150万枚を越えるヒットとなった。
テーマは小林旭と同じく「若い男女の恋物語」だが、原曲の「海軍小唄」の歌詞も6番(ほぼ原曲の1番である)をはじめとして所々に使われている。
1番から6番まであり、1番を加藤茶、2番を仲本工事、3番を高木ブー、4番を荒井注、5番をいかりや長介、6番をメンバー全員で歌っている(6番に入る前に、いかりやが「元歌!」と叫んでいる)。
1970年の『第12回日本レコード大賞』で「大衆賞」を受賞、またこの年から始まった『日本歌謡大賞』の「放送音楽賞」も受賞した。
画像は「ドリフのズンドコ節」のアマゾンミュージックにアクセスできます。
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