72歳~73歳 1951年(昭和26年)生まれ
ここでは1951年の流行や出来事を表示しています。
出来事
第1回NHK紅白歌合戦放送
1951年1月3日、正月のラジオ番組として「NHK紅白歌合戦」スタートした。3回目までは、東京・内幸町の放送会館第1スタジオから、夜8時から9時までの1時間、生放送された。あった。番組は何がとび出すか分からない「Xアワー」で、出場歌手・趣向などは一切発表されなかった。
紅組は渡辺はま子、白組の藤山一郎がそれぞれキャプテンとなり男女各7名、総勢14名の歌手が会場に招待された約300人の観衆の前で歌を披露した。初優勝の栄冠は白組に輝き、リーダー藤山一郎を中心に「エイ・エイ・オー」の勝ちどきがわき起こった。
第4回からは、より多くの観客に公開するために会場を大劇場に移そうとしたが、正月はどの劇場も公演等で空いておらず、やむなく年末に開催せざるをえなかった。これ以降、「紅白歌合戦」は年末恒例となった。
日米安全保障条約調印
本条約は1951(昭和26)年9月8日、サンフランシスコ平和条約が第2次世界大戦中、我が国と戦争状態に入った連合国48カ国の代表とともに調印された同じ日の午後に、日本と米国との間で結ばれた。この条約は、日本が朝鮮の独立を承認し、台湾・澎湖島、千島列島・南樺太を放棄することを規定し、アメリカには、沖縄・小笠原諸島における施政権が認められた。また、国際連合に協力することが日本に義務づけられた。
その後、1960(昭和35)年に改正されたが、本条約に基づく日米間の緊密な関係は、日本を取り巻く安全保障環境が大きく変わる今日でも日本の外交・安全保障の基軸であり続けている。
流行語
親指族
親指族は親指を使って玉をはじくことから、パチンコ熱に浮かされている人々を皮肉ったことばで1951年頃流行した。
携帯電話の出現して流行り始めると、今度は携帯電話を日常的に使いこなしている人を指す俗称となった。現在では年齢・世代を問わず多くの人々にとってスマートフォンを利用することが当たり前のこととなりつつあるため、とくに「親指族」と呼ばれる機会はなくなった。
社用族
会社の交際費で、クラブやキャバレーに行く社員。戦後,没落した上流階級を描いた太宰治の小説《斜陽》に由来して「斜陽族」という呼名がはやったが,「社用族」は,それとの語呂合せから,経済的に弱体化した会社員を揶揄しつつも半ば羨望する気持ちを込めて用いられるようになった。
ヒット曲
ミネソタの卵売り/暁テル子
「ミネソタの卵売り」は、1951年2月発売された。暁テル子の楽曲。作詞:佐伯孝夫、作曲・編曲:利根一郎、伴奏:日本ビクター管絃楽団。
ハウスシャンメン「たまごめん」(1970年代)やイシイの「タマゴにべんり」(1980年代)のCMソングは本楽曲の替え歌であり、現在この曲に聞き覚えのある人は、これらのCM曲の方で知ったという人がほとんどだろう。また本楽曲の存在に気付かず、CMのために作られた楽曲だと信じている人もいるだろう。
曲名を見ると、まるでアメリカのミネソタ州に実在する卵売りが元ネタになっているかのような印象を受けるが、おそらくはミネソタ州に卵売りはいないだろうし、アメリカ全土を見てもそれは同じであろう。
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上海帰りのリル/津村謙
「上海帰りのリル」は、1951年7月に発売された津村謙の楽曲。記録的な大ヒットとなり、翌年4月には同名映画が公開された。作詞は東條寿三郎、作曲は渡久地政信、編曲は林伊佐緒、演奏はキングオーケストラ。
タイトル・歌詞の内容・イントロの一部は、1933年のアメリカ映画『フットライト・パレード』の主題歌(および同曲の日本語カバー)『上海リル』
(Shanghai Lil) から借用しており、出だしのメロディーにも模倣が見られる。
1954年時点で、累計売上は30万枚を超える大ヒットとなっている。1968年時点での累計売上は52万枚である。
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夜来香/李香蘭
1951年にはこの曲を主題歌にした同名映画(市川崑監督、上原謙主演)が公開された。
黎錦光が作詞作曲し、1944年(中華民國33年)に李香蘭(山口淑子)の歌唱により上海の百代唱片公司から発売された中国の歌謡曲。
満洲映画協会のスターであった李香蘭の名とともに歌は広がり、中国各地で人気を博した。やがて新中国建国の後は、国情とは合わず廃れてしまったものの、何十年もの長い時間を経て、夜来香(イェライシャン、キョウチクトウ科の同名の植物)の甘い香りに寄せた情緒纏綿としたこの歌は、鄧麗君(テレサ・テン)の歌声で復活した。
「何日君再来」等と共に、中国(中華人民共和国)政府により、聴くことも歌うことも禁止されてしまった時代もあったが、現在は中国大陸でも解禁され、今や全世界の中国人に好んで歌われるチャイナ・メロディーの代表曲となっている。
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映像作品
源氏物語
書籍
少年期 -母と子の4年間にわたる手紙-(波多野勤子)
鉄腕アトム
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